いぼ・ほくろ・皮膚の下のできもの、
しこりの日帰り手術

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こんなお悩みや症状はありませんか?

  • 顔や手の目立つ場所にあって見た目が気になる
  • だんだん大きくなってきた
  • 悪いできものではないか心配
  • 化膿したり出血したりする
  • できものを押さえたり、なにかに当たると痛みや違和感がある

など

皮膚・皮下腫瘍とは

皮膚・皮下腫瘍とは、皮膚や皮膚の下(皮下)にできるいわゆる「できもの」「しこり」のことです。
ホクロ、イボ、粉瘤(アテローム)、脂肪腫など様々なものがあります。
皮膚表面にあるものはダーモスコピー、皮下のできものは超音波、CT、MRIを用いて、性状や大きさ、深さなどを検査します。
※当院ではCT、MRIによる検査は行っておりません。必要と判断される場合近隣の病院へ紹介させていただきます。

皮膚のできもので、

・見た目だけでは良性か悪性かを判断できない場合
・数mm以上の大きさのもの
など

皮下のできもので、

・触診の所見や画像検査の結果、皮下の浅いところにあるもの、周囲との境界がはっきりしているなど、良性のできものである可能性が高いと判断されるもの
など

当院では日帰り手術による摘出を積極的に行っております。

良性腫瘍

ほくろ(母斑細胞母斑、色素性母斑)

母斑細胞というメラニン色素を持つ細胞が増殖することによってできる良性の皮膚病変です。

いぼ(尋常性疣贅、脂漏性角化症)

尋常性疣贅は最も一般的ないぼです。手足の関節、足底など、こすれたり怪我をするなど接触の多い場所にできやすいのが特徴です。ウイルスが原因になります。老人性疣贅(脂漏性角化症)は加齢に伴って出現するいぼです。皮膚の老化現象で全身どこにでも出来るのが特徴です。発生当初は1~2mmの小さなものですが、次第に大きくなります。色は濃い肌色から黒い色まで様々で、形も平であったり隆起していたりなど多くの種類があります。


尋常性疣贅

 


脂漏性角化症

粉瘤(アテローム)

見た目の特徴は半球状に盛り上がった黒いしこりで、小さいものは数mmから数cm程度、大きくなると数十cmにもなります。初期状態では盛り上がりが目立たず、触るとコリコリするような感触がします。発症している場所の内部に袋があり、その中に角質や皮脂などの老廃物が溜まっているものです。また、粉瘤の内部にある袋は、皮膚で構成されているため、徐々に大きくなります。

脂肪腫

脂肪細胞から成る良性腫瘍です。通常痛みはなく、皮膚の下にふくらみがあることに気がつき受診される患者さんが多いです。首、肩、背中、次いで大腿や下腿、臀部(おしり)などにできやすい腫瘍です。

以下のような皮膚の、皮下のできものは悪性の可能性があり、注意が必要です。

・足の裏や爪の中や口など、普段はほくろができないような場所に現れた場合。
・ほくろやいぼが急激に大きくなったり、出血する場合
・皮下のできものが急激に大きくなったり、形が変わったり、硬さが変わってきた場合。


基底細胞癌

 


有棘細胞癌

皮膚・皮下腫瘍の問題点

【問題1】良性・悪性の問題

皮膚・皮下腫瘍の中には見た目だけで良性・悪性の判断がつきにくいものがあり、自己判断は適切ではありません。

【問題2】できものによる見た目の変化や傷跡の問題

皮膚・皮下腫瘍には様々なものがあり、体の様々な場所にできます。
特に顔や手などの露出している場所にできたできものは見た目が気になって、手術で摘出したいが、見える場所なので手術後の傷跡が気になり、手術に踏み切れないという問題があります。

当院の皮膚・皮下腫瘍摘出手術の特徴

* 形成外科専門医、皮膚腫瘍外科分野指導医(日本形成外科学会)が手術を行います。
* 腫瘍を確実に取り残さないよう摘出することを重要視します。
* 腫瘍を摘出し、縫合した後にできる傷跡の整容を最大限考慮します。

皮膚・皮下腫瘍の摘出手術は「取り残さずに摘出すること」を基本に行います。腫瘍を切除した部位は線状に縫合しますが、縫い寄せると傷に過度な緊張がかかる場合や、鼻やまぶた、唇などで変形をきたしてしまう場合には植皮術(腫瘍を摘出した部位にご自身の皮膚を移植する方法)や、皮弁形成術(切除した周辺の皮膚を移動させる方法)を行います。
一部、見た目で診断が明らかで、整容面を改善する目的で行う、ほくろやいぼの治療の場合は保険適応にはならず自費治療になります。

皮膚腫瘍・皮下腫瘍の手術方法

当院では、下記の方法で皮膚・皮下腫瘍の日帰り手術を行います。

①皮膚腫瘍切除術

皮膚のしわの方向に沿って皮膚を切開、腫瘍を摘出し、縫合します。

②皮膚腫瘍摘出術+植皮術

縫い寄せることができない部位や大きさの皮膚腫瘍の場合は、植皮術を行います。


手術前


手術中


手術後1ヵ月

③皮膚腫瘍切除術+皮弁形成術

縫い寄せることが難しい場合や、単純に切除すると長い傷跡になってしまう場合は局所皮弁術(できものの周囲の皮膚を移動して、傷を閉鎖する方法)を組み合わせます。


手術前


手術1ヵ月後

副作用・注意点について

●合併症として出血、感染、痛み、腫れ、植皮術の場合皮膚の生着不良、皮弁術の場合皮弁の血流不全などがあります。

●可能な限り傷跡がきれいになる方法を考えて手術を行いますが、傷跡がない手術は行えません。動かす部位、体質によっては肥厚性瘢痕やケロイドが生じることがあります。

皮膚腫瘍・皮下腫瘍日帰り手術の流れ

※初診当日の手術は行っていません。

Step01

手術前

①問診・医師による診察
ダーモスコピー、超音波を用いて腫瘍の性状や大きさを検査します。
②手術方法の選択
単純に切除し縫合するか、植皮術や皮弁形成術が必要かを判断し、術式を決定、詳細なご説明を行います。

Step02

手術当日

①手術
局所麻酔で行います。手術時間は通常約10~30分です。
(※皮膚移植や皮弁作成術を行う場合は手術時間が長くなります)
②帰宅
術後は直後からお帰り頂きます。手術当日は、激しい運動、飲酒、サウナや長時間の入浴は控えてください。
シャワー浴は手術当日から可能ですが、当日は創部は濡らさないようにしていただきます。

Step03

手術後

経過観察
翌日に傷のチェック、手術後1週間前後で抜糸を行います。病理検査の結果は手術後約2週間で結果をご説明します。
その後は1カ月後、3カ月後(場合により6カ月後)に傷跡の経過観察を行います。

皮膚腫瘍・皮下腫瘍 日帰り手術の費用

皮膚腫瘍(ホクロ・イボ)、皮下腫瘍(粉瘤や脂肪腫)摘出手術

大きさ、部位によって変わりますが、3割負担で10,000円~20,000円程度です。

※病理診断料込み。
※皮弁形成術や皮膚移植術が必要な場合は手術料金も変わります。

お電話

0797-31-5112

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